エア・ウォーターアグリ&フーズ 家庭用冷食に本格参入、「お肉のどんぶり」ルーロー飯・甘辛スタミナ丼や解凍不要「セミフレッドケーキ」など7品発売へ/2022年秋季新商品

エア・ウォーターアグリ&フーズ2022年秋季新商品

エア・ウォーターは8月22日、グループで加工食品の開発・販売部門を担うエア・ウォーターアグリ&フーズが家庭用冷凍食品市場に本格参入すると発表した。

セミフレッドケーキや丼の具など秋季新商品7品を9月1日に発売する。エア・ウォーターグループでは、2021年10月にエア・ウォーターアグリ&フーズへの加工食品の開発・販売機能の集約をはじめとした子会社再編を行い、家庭用冷凍食品や宅配向け商品などの開発強化を図ってきた。

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2020年以降、コロナ禍を背景に生活者のライフスタイルや消費動向は大きく変化している。在宅勤務などで内食の機会が増え、料理の手間を省きたい簡便ニーズが一段と拡大し、一度にまとめ買いする購買行動も増えた。そのような中、冷凍食品の需要も拡大している。こうした生活様式の変化に対応して、エア・ウォーターアグリ&フーズは強みである、ホテル・レストラン向けなどの業務用で培ったノウハウを活かして、“レストランの味をご家庭に”をコンセプトとした「CHEFLLY(シェフリー)」ブランドで、新商品の開発を進めてきた。

今秋の新商品は「昼食・内食」「ストック・あわせ買い」需要に対応する長期保存可能な冷凍食品――をコンセプトとしている。冷凍ケーキはミシン目入りトレーを採用し、食べたい分だけ取り出せる使いやすさに配慮。

また解凍不要で“凍ったままが食べごろ”の「セミフレッドケーキ」もラインアップした。「お手軽スイーツ」としてレンジ対応のシュークリームも発売する。「お肉のどんぶり」シリーズは、急増している昼食の内食を狙い「家庭で作るのが難しい」「材料をそろえるのが大変」「作り方が分からない」などの課題を解決するメニューをそろえた。どんぶりメニューのマンネリ化を解消する。

同社は「冷凍食品の特性を活かしたロングライフによるフードロスの削減や、バイオマスインク使用などSDGs の観点にも沿ったシリーズとし、より一層の冷凍食品市場での販路拡大を目指す」としている。

【エア・ウォーターアグリ&フーズ新商品概要】
〈1〉“凍ったままが食べごろ”「セミフレッドケーキ」シリーズ
=ミシン目入りトレーを採用した、2個入り規格。凍ったまま食べる。製造工場は北海道・小樽工場。次の2品種を発売する。想定価格は各税込み398円。
▽「北海道産クリームチーズのカッサータ(アイス風ドルチェ)」=北海道産のクリームチーズと牛乳を使ったまろやかな味わい。ラム酒が香る6種類のフルーツとローストアーモンドを散りばめた。
▽「ミックスベリー レアチーズケーキ」=北海道産のマスカルポーネとクリームチーズを使用した口どけの良いレアチーズケーキ。天面にブルーベリーソースでマーブル模様を入れた。

〈2〉「本格フローズンスイーツ」シリーズ
=ミシン目入りトレーを採用した、2個入り規格。冷蔵庫解凍。製造工場は北海道・小樽工場。次の2品種を発売する。想定価格は各498円。
▽「北海道チーズケーキブリュレ」=北海道産クリームチーズのコクとほんのり甘いバニラの香りが特徴のチーズケーキ。天面はこんがりキャラメリゼ仕上げ。
▽「ガトーショコラ」=クーベルチュールチョコレート使用のガトーショコラと北海道産純生クリームを使用した、ココアの香り広がるジェノワーズショコラの2層仕立て。

〈3〉「お肉のどんぶり」シリーズ
=温めてかけるだけの簡単ごはん。電子レンジか湯せん。製造工場は北海道・早来工場。次の2品種を発売。各1人前120g。想定価格は各348円。
▽「シャキシャキ筍とやわらかお肉 ルーロー飯」=五香粉の香りと紹興酒のコクを効かせた大人の味わい。北海道産丸大豆醤油を使用。
▽「熟成黒ニンニクとやわらかお肉 甘辛スタミナ丼」=食欲をそそるガーリックの香りに、濃いめの味付けで満足感が高い。特性甘辛タレに熟成黒ニンニクと再仕込み醤油でコクをプラス。

〈4〉「お手軽スイーツ」シリーズ「ぷにシュー」
=クセになるもちもち食感の生地が特徴。ホイップクリーム入りカスタード。ミシン目入りトレーの2個入り。自然解凍か電子レンジ調理。製造工場は埼玉県のグループ工場。想定価格は298円。

〈冷食日報2022年8月23日付〉