国税庁はこのほど、平成27酒造年度(平成27年7月1日~平成28年6月30日)の清酒製造状況等を公表した。製造数量(アルコール分20度換算数量)は43万3,721kl(前年比1.8%減)で、2年連続のマイナスとなった。ただ、特定名称酒は4.5%増(前年は7.7%増)で、構成比が40.3%(37.8%)と高まっている。特定名称酒でも、本醸造のみは3.4%の減少だが、吟醸酒で4.0%増、純米吟醸酒12.6%増、純米酒5.3%増と伸びており、昨年の純米吟醸酒20.1%増には及ばないものの、純米吟醸酒の絶好調ぶりが伺える。特定銘酒以外の清酒は昨年と全く同じ5.7%減の減少。

調査対象1,828場(前年差39場減)のうち、回答1,726場(5場増)で、回収率は94.4%。清酒を製造したのは1,241場(16場増)。タイプ別では、純米酒1,048場(6場減)、純米吟醸酒1,128場(31場増)、吟醸酒901場(12場減)、本醸造酒847場(5場減)、特定名称以外の清酒899場(5場減)。これを受けて全体に占める割合は、純米酒84.4%(86.0%)、純米吟醸酒90.9%(89.6%)、吟醸酒72.6%(74.5%)、本醸造酒68.3%(70.0%)、特定名称以外の清酒72.4%(73.8%)。

原料米の使用状況は玄米が25万537t(1.0%増、5年連続増)、白米は16万3,005t(0.3%減、6年ぶり減)。精米歩合は6年連続の微減で、64.6%(65.4%)。

また、原料用アルコールの数量(アルコール分100度換算数量)は2万4,783kl(5.4%減)。白米1tで換算すると152.0?(5.1%減)。