1月の小売価格動向を、総務省の小売物価統計、消費者物価指数から探る。この統計は「税込」表示となっている。

小売物価統計でまず注目すべきは発泡酒とビール風アルコール飲料。今年6月に施行される取引基準の厳格化の影響があり、前年比の価格について、前月まで「▲」だらけだったのが、今月は少なくなっている。ビールについては依然「▲」が目立つが、今後はプラスに転じていくと考えられる。チューハイについてもこれまで続いていた穏やかな下落傾向から上昇へ向かうことが予想される。

清酒、焼酎の和酒については依然大幅な値崩れが続いており、取引基準の厳格化でどれほど価格が持ち直せるかが今後の焦点となってくる。ウィスキーについては2016年4月の値上げの影響、ワインについては206年7月に対象商品 

の見直しがあったため大きく値を動かしている。

消費者物価指数では酒類全体で見れば、前年同月比、前月比共に上昇。ビール類が全国、東京都区部共に上昇。法改正の効果が早くも出てきていると考えられる。その他ウィスキーやチューハイも上昇となっているが、清酒、焼酎といった和酒は依然下落傾向が続く。ワインは前月比、前年比ともに下落。

なお、小売物価統計は、全国167市町村、約2.7万店舗・事業所を対象としている価格調査で、消費者物価指数はこの小売価格をもとに動向を指数化して変化を探ったもの。