MHDモエ ヘネシー ディアジオ代表取締役社長ジェイムズ・ペイトン氏(写真)は2日、都内同社で定例会見を行った。

「今年上半期、当社は堅調に推移した。下半期についても、これまでの戦略に変わりはない。トレードパートナーへの投資を継続し、さらなるブランドの成長と利益率向上を目指す」と話した。

【今年上期の市場】 洋酒市場全体を見ると前年並みか、少し落ち込んだと見るが、当社は堅調に推移。当社取扱いブランドが、カテゴリーをけん引して伸びている。シャンパーニュ委員会(CIVC)の資料によると、昨年のシャンパーニュ市場は、金額こそわずかに増えたが、数量が7%減となったそうで、私自身驚いている。価格に敏感な消費者が、ノンブランドの低価格シャンパーニュからンスパークリングワインにシフトしたのではないか。

【ブランドごとの推移】シャンパーニュでは、「ドン ペリニヨン」が戦略通り、価格で大きく伸長した。今年は「P2」にフォーカスする。「クリュッグ」「ルイナール」は2ケタ増。6月に世界同時イベント「モエ パーティー デー」を開催した「モエ・エ・シャンドン」も1ケタ増となった。「モエ」は「ネクター アンペリアル」や「アイス アンペリアル」など、イノベーティブな商品を拡充している。

「シャンドン」は前年並みで推移している。

ウイスキーでは、「グレンモーレンジィ」が2ケタ増、「アードベッグ」が1ケタ増。「オールド パー」は1ケタ増だが、「シルバー」は2ケタ増と好調。「ジョニーウォーカー ブルー」も1ケタ増。「タリスカー」「ロンサカパ」は前年並みだった。

「ヘネシー」は1ケタ増。エントリー層に向けて音楽やアートなどでアプローチする「VS」を通し、ブランド力を上げ、将来的には「ヘネシー」の柱にしたい。

スティルワインの注力ブランド「クラウディベイ」「テラザス」は前年並みだが、これからは数量よりも金額増に力を入れる。(続きは本紙で)