awa酒協会は17日、東京都港区の八芳園にてawa酒協会会員蔵の「awa酒」認定及びお披露目会を実施した。

同協会が定める「awa酒」は〈1〉米、米麹及び水のみを使用し、日本酒であること。〈2〉国産米を100%使用し、かつ農産物検査法により3等以上に格付けされた米を原料とするものであること。〈3〉醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること。〈4〉外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋泡を生じること。〈5〉アルコール分は、10度以上であること。〈6〉ガス圧は20℃の場合3.5バール(0.35メガパスカル)以上で、火入れ殺菌を行うこと――以上6つの基準を満たしているスパークリング清酒。品質基準として「常温で3カ月以上、香味、品質が安定していること。火入れ殺菌を行うこと」としている。

今回新たに「awa酒」の認定を受け、商品を発売することとなったのは山形・出羽桜酒造、福島・人気酒造、豊國酒造、大分・八鹿酒造の4社。新商品を発売し、認定を受けたのは群馬・永井酒造、埼玉・滝澤酒造、新潟・八海酒造の3社。また、青森・八戸酒造と福井・黒龍酒造は今回商品の発表は無かったものの、「新規加入蔵」として紹介された。

同協会の永井則吉理事長(永井酒造代表取締役)は開会に先立ち、日本酒の歴史や消費量の変遷などに触れたのち「全国津々浦々、行政からも“日本酒で乾杯”を後押ししてもらえているが、それでも特別な機会でない限り乾杯のお酒と言えばビールやスパークリングワインを用いるのがまだまだ一般的。現状の“乾杯”を見直したい、その想いから設立されたのが当協会。2年前に8社で立ち上げたが、現在では加盟する酒蔵も増え15社。市場規模は昨年1年間で各社の出荷量は計10万本以上となっている。国内外の品評会でも高い評価を頂く機会も多い」と設立の目的や現在の状況について説明。
awa酒協会・永井則吉理事長

awa酒協会・永井則吉理事長

続けて、今後の展望について「我々は“世界の乾杯をawa酒で”を合言葉に活動している。当協会の会員は地方の酒蔵が多いが、各地方からそれぞれの魅力を原料である米の農家とタイアップし発信していくことで、世界に認められる乾杯酒を目指していく。来たる2020年には国内で様々なイベントやレセプションが開催されるが、その場で乾杯酒として採用されるべく会員一丸となって様々な取組を進めており、先日も経済産業省の“平成29年度補正JAPAN ブランド育成支援事業(ブランド確立支援)”の採択が決定。順調に取り組みを進めているが、日本酒の中の歴史で言えばまだまだ駆け出しの段階。本日は12蔵18アイテムをお披露目することとしているので、各社の商品を楽しんで頂き、参加されている皆様には是非とも“awa酒”の応援団となってもらいたい」と話した。

〈酒類飲料日報 2018年10月22日付より〉