今年のボジョレ・ヌーヴォーは「なめらかでやさしい飲み心地」/ボジョレ委員会「ネオボジョMATSURI2018」

ボジョレワイン委員会 ダビッド・ラティニエ副会長
ボジョレワイン委員会は15~17日に「サナギ新宿」で、一般向け体験型イベント「ネオボジョMATSURI2018~ボジョレ・ヌーヴォー解禁!~」を開催している。解禁したばかりの「ボジョレ・ヌーヴォー」と「ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」をグラス販売する。それぞれ1杯300円、500円。

「ボジョレ・ヌーヴォーは、バブル世代から続く風物詩として多くの方々に親しまれてきたが、これからは、若者たちとバブル世代をつなぎ、新たなバブル旋風を生み出す“ネオ・バブル”なワインであり、秋から冬にかけての〈旬〉を楽しむ嗜好品として、堪能して頂きたいとの想いから、イベントを実施する」(同委員会)。

会場内の照明や装飾も“ネオ・バブル”を体感してもらう空間とした。会場で「#ネオボジョ」のハッシュタグを付け、自分のSNS へ投稿すると、ボジョレ・ヌーヴォーが1杯無料で飲めるフォトスポットも設置。毎日17時からはフェイスペインティングを体験できるほか、DJが会場を盛り上げる。

15日の午前0時に合わせたカウントダウンイベントではボジョレワイン委員会のダビッド・ラティニエ副会長が登壇して「日本には4万3,000hl(570万本)のヌーヴォーが輸入され、No.1だ。これは全輸出量の25%を占める。しかし前年比では8%減となった。他国のワインへの流出、また、日本では今年は自然災害が多かったことも影響しているだろう。日本人は乗り越えていけると信じる。ヌーヴォーは1950年代に入り、世界に輸出され、徐々に日本が一番の輸出国となった。和食との相性が良いことも関係あるだろう。2018年ビンテージは、温暖で雨が少なく、好天に恵まれた。結果、なめらかな飲み心地で、やさしくフルーティな味わいとなった。ヴィラージュは色も香りも非常に豊かだ。ヌーヴォーには味わいに加えて、毎年この時期に楽しく集まって、会話を楽しむことが出来る。年末まで楽しんで、来年からはボジョレの他のワインを楽しんでほしい」とあいさつした。

〈酒類飲料日報 2018年11月16日付より〉