灘五郷酒造組合は7月5日、神戸市中央区の神戸北野クラブsolaで若年層の女性に向けた「日本酒をオシャレに、ファッショナブルに嗜む愉しみ方」を体験するイベント「KOBE SAKE STYLE ~灘の酒七夕 Night in sola~」を開催した。

昨年は悪天候により開催見送りとなった。17年の初開催から2年越し2回目の開催となる今年は、満員の200人が参加し大盛況となった。13銘柄(櫻正宗、福寿、松竹梅白壁蔵、菊正宗、白鹿、大黒正宗、沢の鶴、剣菱、浜福鶴、白鶴、仙介、島美人、大関)がブース出展し、それぞれの出品酒に合わせたフィンガーフードとのマリアージュを紹介した。バーカウンターでは6銘柄(日本盛、白鷹、灘一、寶娘、德若、千代田蔵)が日本酒のみ出展した。

〈食とのマッチング提案「お酒とは1年待たずにまた出会ってもらいたい」〉
会場にはドレスアップしたカップルや浴衣姿の女性らが集い、ピアノの弾き語り生演奏などをバックに華やかな雰囲気に包まれた。同イベントは「飲みにくい・親父くさい・オシャレじゃない」といった日本酒のイメージを変えることを狙いとしており、神戸の夜景が一望できるパーティー会場で、利き酒師の資格を持つ女優・渡辺早織さんのトークショーなどを交えて新しい日本酒の愉しみ方として「KOBE SAKE STYLE」が提案された。

各出展ブースでは、切れ味の良い辛口の日本酒に旨みの強い海鮮を合わせたものから、甘口のお酒が淡泊な食材と共に提供されることでソースのようにマッチングするものまで、日本酒のイメージを覆す趣向をこらしたペアリングが紹介された。参加者らは各酒蔵の担当者に自分の味の好みを伝えるなどしてあらゆる組み合わせを楽しんだ。日頃はあまり日本酒を飲む機会がなく苦手意識があったという参加者も、友人らと談笑しながらグラスを傾けた。

嘉納健二理事長(白鶴酒造社長)はあいさつで、「兵庫県、神戸市、西宮市、両市の商工会議所、神戸ファッション協会からも支援いただき、神戸の夜景のきれいな場所で人との出会い、酒との出会いを演出できることを嬉しく思う」と述べた上で、「本日は皆さんが主役となって美味しいお酒を好きなように選んでいただきたい。七夕といえば織姫と彦星の出会いは年に1度だが、ここで出会ったお酒とは1年を待たずにまた出会っていただき、それを通じた出会いもまた楽しんでいただきたい」と語った。
灘五郷酒造組合 嘉納健二理事長

灘五郷酒造組合 嘉納健二理事長

〈酒類飲料日報 2019年7月9日付〉