購入するワインを選ぶ動機、「ぶどう品種」はわずか3.5%/フィラディス調査

購入するワインを選ぶ動機、「ぶどう品種」はわずか3.5%(画像はイメージ)
〈63%が「ワインについてもっと知りたい」〉
フィラディスは、20歳以上の男女314名に対して、ワインの購入に際し、消費者にとって何が最も重要な購入動機になっているのか、また購入時にどういう悩みがあるのかを把握するための調査を行った。

その結果、ワインを購入した後で、自分の好みと合わなかったことがある人が70.1%もいることがわかった。ワインを選ぶときに最も重視するポイントとして、味の決め手となる「生産地」を挙げている人は5.1%、「ぶどう品種」を挙げている人はわずか3.5%だった。一方、「種類(赤・白・ロゼなど)」27.7%、「味(甘口・辛口)」36.3%、価格25.2%だった。

「ワインに使われるぶどう品種を3種類以上知っている」は27.7%、「ワインについてもっと知りたいと思う」は63.1%いることがわかった。

この結果から、フィラディスでは、ラベルの情報をぶどうの「産地」と「品種」のみに絞り、アロマや特長を視覚で把握できるような新ブランドを発売した。まずは自分の好みを把握してもらい、今後のワイン選びがもっと楽しく簡単になるようなワインシリーズを提供する。現在「アイム・カベルネ・ソーヴィニヨン フロム カリフォルニア」はじめ「ビコーズ」シリーズ6種類(オープン価格、1,100~1,999円)を発売。今後数年をかけて22種類のシリーズを揃える予定という。

〈酒類飲料日報 2019年9月9日付〉