会場には海外からの参加者も多く見られ、オーストラリア出身の男性は「樽の香りが素晴らしい。味もとてもおいしい」と感想を述べた。日本酒造組合中央会の宇都宮仁理事は「今回のイベントのみならず、日本の酒情報館には海外の方も多く来ていただいており、その人数は設立当初の3倍にまで拡大した。こちらから情報を発信することもあるが、多くの方は口コミを頼りに来てくださっている」と会場となった「日本の酒情報館」の現状を話した。
また、7月に開催されるオリンピック・パラリンピックについては「2019年に開催されたラグビーワールドカップでもオーストラリア人の観戦客が日本酒を気に入り、現地での消費の拡大につながったと聞いている。当組合としても様々な取り組みを進め、オリンピック・パラリンピックを足掛かりにより多くの日本酒・本格焼酎のファンを増やしていきたい」と期待を述べた。
〈酒類飲料日報 2020年1月8日付〉

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