【ハムソーの動向】16年の生産は0.9%増53.8万t前後か、ハンバーグ類15%増

16年のハム・ソーセージなど食肉加工品生産量は、前半は前年のWHO問題の影響が残ったものの、後半は好調なベーコン類が引っ張り全体では0.9%増の53.8万t前後と見込まれる。また、原料事情の安定から、上期を中心に利益面では改善したと見られる。17年については、円安傾向が続くならばコスト上昇が懸念されるが、その分、輸入品も減少すること、WHO問題など消費に影響する事案も見当たらないことで16年並みから微増の54万t前後と見込まれる。一方で16年のハンバーグ類は、WHO問題で一時的に消費が移行したこと、新商品の投入、根強い中食需要で15%増の1.8万tとなったと見られる。17年も同水準の好調な需要が続くと見られる。

15年のハムソー生産は10月末のWHO問題が需要期に影響、11月、12月に失速し0.7%減の53.3万tとなった。これは歳暮ギフトを直撃し、ハムソーメーカーは厳しい経営を余儀なくされた。この影響は、16年に入り徐々に薄れてきたものの、10月段階でも回復しきったとは言えない状況だ。その中で、安心にこだわる消費者に支持される形で無塩漬ソーセージは、数は少ないながらも前年を上回って推移している。

16年1~10月の状況をみると、ハム類は0.9%減、ソーセージ類0.1%減(うちフランク1.4%減)、ベーコン類2.4%増、プレスハム類0.6%減、ハムソー合計で0.1%減となっている。結果的にベーコンがけん引している形になっている。ベーコンは再びブロック状の商品が伸び、消費量が伸長した。前年WHO問題の影響を受けた11、12月は、今回は14年並みに回復すると見込まれるため、16年ハムソー全体では前年比0.9%増の53万7,700t前後と見込まれる。