チルド牛肉は年度の輸入基準数量を7.5万t下回る-2月告示数量

財務省は3月31日付官報で、16年度(2月累計)の豚肉・牛肉の輸入基準数量を告示した。それによると、17年2月までの輸入量は、豚肉は71.1万tで、年度の発動基準数量に対し、残りは14.1万tとなった。3月単月でこれを上回ることは考えらず発動の懸念はない。

牛肉では、チルド牛肉の協定対象外の輸入数量は年度基準数量を超しているが、チルド牛肉全体では、2月累計で21.8万tと年度の基準数量を7.5万t下回っている。豪州産チルドビーフでは年度の基準数量13.3万tに対し2月累計10.6万tで、残り数量は2.7万t。

フローズン牛肉では、2月累計で26.4万t、輸入基準数量に対し残り6.3万tとなっている。豪州産フローズンビーフは2月累計で15.0万t、年度の基準数量に対し残り4.8万t。