【16年度養豚実態調査】 母豚200~499頭規模が最多、全体の24%-JPPA

日本養豚協会(JPPA、志澤勝会長)はこのほど、16年度養豚農業実態調査をまとめた。国内養豚経営の体質強化に向けて、養豚業のコスト削減や生産性向上の取組みなど実態を把握・分析したもので、経営形態や従業員数、後継者の有無、種豚頭数、飼養頭数、肉豚出荷状況、繁殖成績、事故率、今後の経営意向などをまとめたもの。調査は16年8月1日現在の、全国から集計された1,249件の回答のうち、廃業・無効を除いた842経営体をまとめた。

前年度調査は農場単位の集計だったが、今回は経営体単位に変更されているため、単純比較はできないものの、回答があった経営体の子取り用雌豚の飼養規模を見ると、前年度調査と同様に、200~499頭の規模が全体の24.3%(186経営体、以下同)と最も高かった。次いで100~199頭が21.3%(163)、50~99頭が19.3%(148)の順となっている。これを年間肉豚出荷規模別でみた場合は、4千~9,999頭が22.5%(178)、1千~1999頭が19.4%(154)、2千~3,999頭が18.8%(149)の順となっている。