鶉橋誠一氏の叙勲を祝う会盛大に開催、食肉業界・行政など550人が参集

平成28年秋の叙勲で旭日小綬章を受けた日本ハム・ソーセージ工業協同組合副理事長、スターゼン代表取締役会長の鶉橋誠一氏の叙勲を祝う会が21日、東京・千代田区の帝国ホテルで盛大に開催された。食肉業界、行政など550人が出席。祝う会の実行委員会には、中須勇雄日本食肉協議会会長(実行委員長)、末澤壽一日本ハム・ソーセージ工業協同組合理事長、小林裕幸日本食肉流通センター理事長、小川一夫東京食肉市場協会会長、腰塚源一東京食肉市場卸商協同組合理事長、竹田清日本食肉加工協会副理事長、村井功誠日本食肉流通センター卸売事業協同組合副理事長、中津濵健スターゼン代表取締役社長が名を連ね、食肉加工・流通業界挙げての開催となった。

最初に実行委員会の中須委員長があいさつし、鶉橋氏の功績を紹介した。鶉橋氏はスターゼンの前身の全国畜産㈱に入社、以降、食肉卸売・加工分野で仕事一途に尽力するとともに、同社の幹部、経営者として会社の発展、食肉産業の合理化、近代化に大変な貢献をしてきた。また、ローマイヤを通じてドイツ流のハムソーの普及、多様なハンバーグ、ローストビーフなどを身近な惣菜として消費者に提供し、時代のニーズ、変化に対応した経営を展開。最近では熟成肉の開発普及、国産牛肉の輸出の拡大などさまざまな事業に積極的に取り組んでいる。芝浦の東京食肉市場や川崎の日本食肉流通センターという食肉流通のインフラの整備・育成にも大きな役割を果たしてきた。

中須委員長は、「インフラの整備・育成は、食肉業界全体の財産を将来に向かって大切にすべきという信念がその背景にあり、敬服してやまない。今回の叙勲は、夫人の恵子さんをはじめご家族の尽力があったからこそであり、心から敬意を表しお祝いを申し上げる」と述べた。