輸入在庫15.7万tで前年比1%増、国産は1.7万t・7%減-4月豚肉需給

農畜産業振興機構がまとめた豚肉需給表によると、4月末の輸入推定在庫は15.7万t(前年同月比1.1%増)となり、前月から4,500t減少した。3月の8万tに続き4月も7万t台半ばと多めの輸入となったが、年度明けの4月の出回り量は8.1万t(9.7%増)と大きく伸びため、在庫は再び15万t台に減少した。4月末段階で未通関在庫が1.3万t(7.2%減)あるものの、現地相場の先高の影響である程度輸入が絞られると思われるため、15万~16万t台の在庫水準で推移するとみられる。

国産は4月の生産量も前年同月比3.8%減と昨対割れとなった半面、出回り量も2.4%下回ったことで、期末在庫は1千tほど増加しが、この間の生産量の減少から昨対では6.8%下回っている。