中央畜産会が総会、役員選任では副会長に姫田尚氏、専務に強谷雅彦氏

公益社団法人中央畜産会は21日、東京・千代田区の御茶ノ水ソラシティで平成29年度(2017年度)定時総会を開き、16年度事業報告、決算を原案通り承認した。昨年12月に小里貞利会長が死去したことなどを踏まえ、理事の補欠選任を行い、その後の理事会で会長選任を議論したが、今回は結論が出ず、改めて議論を行い7月7日までに決定する。なお副会長には姫田尚氏(学識経験者)、専務理事に強谷雅彦氏(同)を選任した。

総会の開催に当たって中須勇雄副会長(=写真)があいさつし、「畜産は多くの課題を抱える。会員の皆さんと協力し、課題を一つ一つ前に進めるよう努力したい」と述べた。

来賓では農水省の枝元真徹生産局長があいさつし、最初に昨年12月14日に死去した小里会長に改めて弔意を表した。その上で、「畜産の生産基盤の強化は喫緊の課題であり、農水省として農業競争力強化プログラムを策定、その中では、畜産クラスター事業などの活用を図ることとしている。畜産クラスター事業では、900億円の基金管理など中央畜産会が要の役割を果たしている。全国で意欲的な取り組みが行われており貴会への期待は大きい。また攻めの農林水産業では、畜産物輸出促進協議会の中心的な取り組みを行われている。東京オリンピック・パラリンピックに向けては、貴会が取り組む日本版畜産GAP、農場HACCPがさらに重要になる。畜産の発展にかかわる要所要所で貴会が要の取り組みを行っている」と、中央畜産会の役割を強調した。

理事の補欠選任では、昨年12月に会長だった小里貞利理事(中央会員、全国肉用牛振興基金協会会長)が死去したこと、さらに今回、南波利昭理事(学識経験者、常勤副会長・代表理事)、伊地知俊一理事(同、常勤専務理事)、鹿間千尋理事(中央会員、日本飼料工業会会長)、都丸高志理事(同、日本養鶏協会理事)の4人から辞任届が提出されたことを受け、姫田、強谷両氏のほか、西川公也衆院議員(中央会員、日本養鶏協会顧問)、久光正郎氏(同、日本飼料工業会会長)、森山裕衆院議員(中央会員、全国肉用牛振興基金協会会長、前農相)が理事に選任された。

総会後の理事会で役員の選出を行ったが、会長人事は結論が出ず、再度協議を行い7月7日までに選任する。常勤副会長・代表理事には上記の通り姫田氏、常勤専務理事・業務執行理事には強谷氏が選任された。