イオンリテール、「不分別」表示品拡大は不安あおると指摘-GMO表示検討会②

消費者庁が先日開催した、第3回遺伝子組み換え(GMO)表示検討会では、義務表示対象外となっている食用油、しょうゆの業界団体に続き、イオンリテール、日清シスコからヒアリングを行った(一部既報)。

イオンリテールのグループ品質管理部の岸克樹部長は、PB(プライベートブランド)トップバリュのGMO表示取り組みを紹介した。トップバリュでは00年から、義務表示の8農産物33加工食品群に加え、8農産物を原材料とする加工食品で、加工後に組み換えられたDNAやたん白質が検出できない食品でも枠外にGMO、Non-GMO、不分別表示のいずれかを表示しているとした。

GMO表示の対象については、表示スペースが限られる中、アレルゲンや原料原産地など多くの情報が表示されると、表示が見づらくなる恐れがあるとして、優先順位として、アレルゲンなど安全情報を見落とす危険がないことと、文字の大きさや記載順など読みやすさなどを考慮する必要があるとした。(詳細は本紙にて)