JA・JFグループ近畿・四国商談会123団体、約300品目の農水産物を紹介

近畿・四国の10府県から123団体、約300品目の農水産物を集めた「JA・JFグループ近畿・四国商談会」が16日、大阪市住之江区の大阪南港ATCホールで開催された。

第6回目となる今回は、「見て、聴いて、味わって~産地のこだわり勢ぞろい~」をテーマに、近畿・四国エリアの農水産物の魅力発信を目的に実施し、小売、外食、食品製造などの業界から約300社・団体が来場。会場ではテーマにあわせて、出展商品の旬や食べごろを「見て」確認できる商品カレンダーを掲示したほか、90以上の出展団体が試食提供を実施して農水産物のおいしさを「味わって」体感できる取り組みを行った。

畜産関連では、タケダハム(大阪市浪速区)が出展。黒胡椒がアクセントで、おつまみやサラダ、サンドイッチに利用できるコンシューマ商品「パストラミビーフ切り落とし」(内容量75g、税別298円)を紹介。このほか、ギフト商品の「美味大阪」シリーズ、国産原料肉(豚肉、鶏肉)を使った無塩せきシリーズのハム・ウインナーなどを提案した。

JA香川県畜産課はオリーブオイル搾油後のオリーブ果実を配合した飼料を与えて育てた「オリーブ牛」を紹介。丸剛産業(香川県まんのう町)は同じくオリーブ果実を配合した飼料を与えた「オリーブ豚」を紹介。同社では生産者を限定することで、品質や安全・安心感を訴求できる利点があるという。五条市青ネギ生産組合(奈良県五條市)は限りなく減農薬で育てた青ネギを提案。また、大阪湾で採取した貝殻の有機物、青ネギの廃棄物を使用した発酵肥料による土作りの取り組みを紹介した。

〈食品産業新聞2017年11月23日付より〉