米国農務省(USDA)が22日に公表した豚飼養動向調査結果によると、12月期(12月1日現在)の豚総飼養頭数は、前年同期比2.4%増の7,323万頭に上った。前期からは6.9万頭とわずかに減少したものの、それでも12月期としては08年以降、過去最大の飼養規模となっている。このうち繁殖豚は618万頭で同1.1%増、肥育豚は6,705万頭・2.5%増といずれも前年を上回っている。

肥育豚頭数を体重別に見ると、年度明けに出荷が見込まれる軽量級の50ポンド未満の肥育豚は2,145万頭で同2.7%増加とクラス別では最も伸び率が高く、年明けから年度末にかけて出荷が見込まれる50~180ポンド以上も概ね2.3~2.5%多い状況となっている。

9~11月の離乳子豚頭数は3,340万頭となり、前年同期を3.2%上回っている。同期の母豚1腹当たりの産子数は10.74頭に上り、前年同期と比べて0.11頭も増加している。9~11月の分娩母豚頭数は、前年同期比2.1%増の311万頭と前年を上回って推移しており、上述の離乳子豚頭数の増加に影響したとみられる。また17年12月~18年2月の分娩母豚頭数は同2.8%増の307万頭で、繁殖豚全体に対して49.7%と前年同期(48.9%)を上回っている。これにより、成績向上(産子数の増加)と相まって、来春から夏場にかけての肉豚供給は潤沢と見込まれる。

州別にみると、最大のアイオワ州は前年同期比2.7%増の2,280万頭(繁殖豚100万頭・2.9%減、肥育豚2,180万頭・3.0%増)で、全国の31%を占める飼養規模となった。第2位のノースカロライナ州は同3.2%減の900万頭(繁殖90万頭・2.3%増、肥育810万頭・3.8%減)、ミネソタ州は前年同の850万頭(繁殖57万頭、肥育793万頭、いずれも前年同)。

〈畜産日報2017年12月26日付より〉