中国農業農村部は16日、河南省で2例目となるアフリカ豚コレラ(以下、ASF)が発生したと発表した。14日に河南省鄭州市(ていしゅうし)経済開発区のと畜場に搬入された豚260頭のうち30頭からASFの症状(死亡)が認められ、16日に中国動物衛生・流行疾病センターの検査で確定されたもの。残る230頭も殺処分されている。

中国農業農村部によると、産地検疫証明書から同と畜場に搬入された豚260頭は黒龍江省の佳木斯市湯原県(じゃむすしとうげんけん)の交易市場から運ばれてきたことが分かっている。この交易市場と鄭州市のと畜場の距離は直線で1,944kmも離れている。農業農村部は直ちに河南省と黒龍江省へ指導者を派遣。河南省鄭州市のと畜場を発生地点とし、半径3km を疫区、10km を脅威区域と設定し、全ての死亡豚、殺処分された豚の消毒、疫区の隔離、封鎖、安全管理、情報管理などの対応を開始した。また、豚の搬入元である黒龍江省では疫学調査を実施しているという。

中国では3日に遼寧省瀋陽市瀋北新区の繁殖農場で同国およびアジアで初のASFが発生した。農林水産省では、すでに実施している夏期休暇期間中の口蹄疫などの防疫対策の徹底に加え、今般の発生をふまえ、動物検疫所では水際対策を強化している。また、都道府県および関係団体などの国内関係者に関連情報および国内対策について通知済みという。

〈畜産日報 2018年8月20日付より〉