〈中東欧最大の処理能力、「ハーブひまわりチキン」・放牧赤鶏「マスタールージュ」提案〉
駐日ハンガリー大使館(東京・港区、パラノビチ・ノルバート特命全権大使)は19日、同国で養鶏(種鶏・ふ化・育成)から解体、加工までを手掛けるMaster Good社(以下、マスターグッド社)のチキンの提案会を開いた。同会には、輸入を担当する東西産業貿易(株)、日本国内での販売を行う川島食品(株)が出席し、マスターグッド社のブランド鶏である「ハーブひまわりチキン」や、放牧赤鶏の「マスタールージュ」について関係者に提案した。

冒頭パラノビチ駐日大使は「今回はハンガリーのブロイラーチキンと希少な地鶏を紹介する。マスターグット社は同国最大の鶏肉を扱う会社で、今回は東西産業貿易や川島食品のおかげもあり、発表を行うことが出来ている。また、同国の農業製品については、まだまだ認知度が高くはないため、このイベントを通して、その品質の高さと特長を紹介していきたい。同国では、遺伝子組換えが禁止されているだけでなく、オーガニックやバイオ製品なども特徴的な国であり、特にマスターグッド社はその点において非常に優れている」と紹介した。続いてマスターグッド社のバラニCEOは同社のさまざまな取組みや特徴について説明し、「今回は日本の皆様に当社を紹介するため来日した。皆様の信頼できるビジネスパートナーになるため、全力を尽くしていきたい」と述べた。

その後、川島食品の川坂祐輔商品部部長がマスターグット社やハーブひまわりチキン、マスタールージュについて説明した。それによると、マスターグット社はカット工場や加工品工場を保有し、製品の流通および販売を行っている。グループ全体では、種鶏場やふ卵工場、さらには飼料も独自で生産を行っている。同社の鶏肉や鶏肉加工品といった製品の70%はヨーロッパを中心に輸出されており、30%はハンガリー国内で販売されている。年間処理数(2018年度実績)は6,600万羽で、向こう2年間で年間7,200万羽まで処理数を増加させていく。1時間当たりの処理数は1万3,500羽(同)と、中東欧最大の処理能力を誇っており、19年には1万5,000羽/時間と世界で3番目の処理能力を持つ工場を目指している。さらに、IFS(InternationalFood Standard ) やB R C ( British RetailConsortium Global Standard for Food Safety)といった食品安全マネジメントシステムの認証を取得していると、安全性についても訴求した。

ハーブひまわりチキンでは、▽抗生物質不使用▽動物性飼料不使用▽Non-GMO使用――の専用飼料を給餌しており、成長ホルモン不使用といった特徴を持つ。またGGAPを取得した農場で飼育されており、アニマルウェルフェアにも対応した飼育管理体制をとっている。カット工場では、最終製品のドリップロスを少なくするため、エアーチラーによる冷やし込みが行われている。川島食品では今年1月から日本国内で本格的に販売を開始。リピートも増え、予想を上回る量を販売しているという。マスタールージュでは、フランスのハバード社の種鶏を使用し、成長の速さよりも高品質な肉質に仕上がる掛け合わせを採用。成長の様子を見て、22~28日目から屋外での放牧を開始し、81日間の飼育期間で育てられるという大きな特徴を持つ。ハーブひまわりチキンと同様の専用飼料を給餌し、10件の農場で大切に育てられている。

説明後には試食会を実施し、▽ハンガリー産・放牧赤鶏“マスタールージュ”▽同・ハーブひまわりチキン▽ブラジル産・若鶏▽国内産・大山どり――4種類のモモ正肉の食べ比べを提供し、実際に味わってもらうことでそのおいしさをアピールした。
4種類のモモ正肉の食べ比べ

4種類のモモ正肉の食べ比べを提供

〈畜産日報 2018年9月25日付より〉