農畜産業振興機構がまとめた4月末の食肉推定在庫は、豚肉が前月から2万t以上増加した一方、牛肉、鶏肉は減少した。前年同月比では牛肉、豚肉が増加、鶏肉は前年を下回った。

[牛肉]
全体の在庫は前月から2,330t減少したものの、前年同月では23.8%増と2割増加した。未通関在庫は前月から3,584t減少。とくにフローズンは前月から3,000t以上減少し、1.3万t台まで減っている。これは前月に年度SGの発動を危惧し通関を繰り延べていた分が入ったことで減少したとみられる。

[豚肉]
全体の在庫は前月から2万t以上増加し、今年初めて20万tを超えた。前年同月比でも9.5%増加している。輸入品ではTPP11や日EU・EPAなど新年度に入る関税引上げの影響による大量輸入があったことで、とくにフローズンで2万t以上増加している。

だが、未通関在庫もチルド、フローズンともに前月からわずかな減少にとどまった。国産在庫は2.3万tと引続き増加傾向にある。

[鶏肉]
国産在庫は前月から3,093t増加、前年同月比でも18.6%増と2ケタ増加し、3万tを超える水準となった。一方、輸入品では2,259t減少し、同15.5%減と2ケタ減少した。その結果、全体では253tわずかに減少し、同11.4%減少している。

〈畜産日報 2019年6月6日付〉