〈バジル味同時投入で喫食頻度拡大へ〉
森永乳業は、「クラフト フレッシュモッツァレラ」の喫食頻度拡大に取り組む。ひとくちタイプを2品、9月1日から順次全国に投入、既存の1個100gに対し、ひとくちサイズのプレーン24個入り(90g)と、日本初の味付きバジル8個入り(30g)で、切る手間がいらない簡便性をうりに、トマト(カプレーゼ)だけに限らない食材との合わせ方、一口おつまみやおやつの需要取り込みに挑む。

北海道の別海工場のフレッシュモッツァレラの製造体制を強化すべく、製造ラインを増設したことから、ラインアップを拡充するもの。約25億円投じ、製造能力を約2倍に高めており、今年8月から稼働している。

国内のフレッシュモッツァレラ市場(販売金額)は、17年度が07年度比で2倍以上に伸長(インテージSRIより)しており、その中で同社のフレッシュモッツァレラは売り上げNo.1を堅持、「カテゴリーNo.1ブランドとして市場をけん引していくために増産し、チーズ事業の強化を図る」(同社)のが、今回の新商品投入の狙いだ。また、輸入チーズとの差別化を図ることができる商品に位置付け、国産チーズの競争力強化も強く意識した商品となる。

既存の100gは、食べ方がカプレーゼ偏重になりがちで、現在、加熱して伸びる訴求で生食だけではない楽しみ方を発信しているが、食べ方が広がりきれておらず、今回ひとくちタイプのバジル味を同時投入することで、おつまみ要素を高めて喫食頻度の拡大につなげていく。「バジル味は一人でも食べ切れる8個入りなので、モッツァレラの食べ方が分からず購入したことがない人にも、気軽に味わってもらいたい」(チーズマーケティンググループ)。間口拡大も意識している。

北海道産の生乳を100%使用したナチュラルチーズ。プレーンは税別400円、9月1日全国発売。バジル味は税別200円、9月29日関東甲信越以東で発売、10月4日全国拡大。「モッツァレラはハレの日にカプレーゼとして食べられることが多いが、ひとくちはサラダにもぴったり、バジル味はそのまま食べられるので、今までと違うシーンでも気軽に楽しんでもらいたい」(同)。間口、奥行の両方の拡大が下期以降進むか注目だ。

〈食品産業新聞 2018年8月9日付より〉

※8月30日修正=バジル味について発売日変更の発表があり、本文の一部を修正しました。