赤城乳業が“赤子乳業”を設立? バーアイス「ミルクレア」の新戦略

赤城乳業「ミルクレア」キャンペーンイメージ
赤城乳業は、バーアイス「MILCREA(ミルクレア)」のマーケティング新戦略を開始する。特徴である濃厚ミルククリームの味わいを、より多くの人に知ってもらうのが目的。仮想会社「赤子乳業」を設立し、「株主大募集キャンペーン」と称したユニークなプレゼントキャンペーンを9月1日から展開して、「ミルクレア」を話題化、注目度を高める。

各社のチョコアイスバーが市場に揃う中、「ミルクレア」の商品特長を今一度発信して、新規購入者獲得とファン拡大を狙うもの。同社がアピールするミルクアイス部分の「癒されもっちり食感」を伝える手段として、「癒しともっちりと言えば子供だ!という安易な考えで、子供たちだけの赤城乳業『赤子乳業』(ミル・クレアCEO)を設立し、ベビーフェイスな子供社員によるキャンペーンを展開する」(同社)。

キャンペーンは▽商品を買って当てよう!株主大募集キャンペーン(来年3月末まで)▽子ども新乳社員大募集!SNS子供写真投稿キャンペーン(12月末まで)の2つ。買って当てよう、は対象商品(ミルクレアマルチタイプ3品)のバーコード1枚をはがきか応募用紙に貼り申し込む方法で、抽選で1000人に株券風QUOカード1000円分をプレゼント。SNS投稿は、キャンペーンアカウントをフォローし子供の写真をインスタグラムかツイッターで投稿すると、応募者全員にデジタル社員証をプレゼントする。さらに抽選で100人に社員証QUOカード500円分をプレゼント。

今回の奇想天外のマーケティングは、あの「ガリガリ君」の会社ならでは、と消費者も食品業界関係者も思うところであり、このユニークなマーケティング効果で、「ミルクレア」の存在が高まり、販売数も大きく伸びるか、関心が集まる。

〈食品産業新聞 2018年8月27日付より〉