台風15号の被災酪農家を支援、義援金を受付開始/中央酪農会議

千葉県内のスーパーに貼り出された地場牛乳品切れの告知
中央酪農会議は、台風15号で被害を受けた千葉県などの酪農家を支援するため、義援金の受付口座を開設し、9月19日から募集を開始した。

募集対象は、同会議等全国機関、指定団体及び会員生産者組織の役職員と傘下の酪農家。義援金贈呈の対象とする災害は、台風15号と、これと同様の深刻な被害を生じた自然災害で、取り扱いは同会議理事会で承認を得て行う。

「大規模な停電、断水が続き、生乳廃棄による生乳流通への影響と、乳牛の斃死による生産基盤への打撃が、酪農経営に著しい被害をもたらしている。指定団体・全国連ならびに会員等の関係組織での不断の取り組みにもかかわらず、先の見通せない深刻な状態が続いていることもあり、酪農家の支援に向け義援金を募集する」(同会議)。

台風直後の混乱は少しずつ収まってはきたものの、牛の斃死、停電で搾乳できなかった牛の乳房炎、生乳廃棄、倒壊した牛舎の建て直し、修復など酪農家へのダメージは想像以上にものとなっており、組織挙げて支援していく構えだ。

受付口座は次の通り

▽金融機関=農林中央金庫 本店
▽口座番号=普通預金 7532280
▽口座名義=中酪台風災害等義援金(チュウラクタイフウサイカ゛イトウキ゛エンキン)

◆中央酪農会議 台風15号等の義援金募集要項
https://www.dairy.co.jp/news/0920gienkin.html