福島勢が3年連続7回目の優勝=全集連・鑑定協議会

  全集連(栁田聰会長)は23日、都内で第9回全国農産物鑑定協議会を開催。全国から集まった30名が鑑定技術を競い合った。鑑定対象数は水稲うるち玄米35点、水稲もち玄米5点。優勝は福島第一食糧卸協同組合の明田圭右氏で、福島勢の優勝は3年連続7回目。準優勝に大分県食糧集荷協同組合の足立勝宏氏、三位に福島県米穀肥料協同組合の竹内健朗氏。優秀賞は、福島県米麦事業協同組合の佐藤信也氏と、栃木県食糧集荷協同組合の飯田俊男氏が獲得した。
栁田会長は会の冒頭、「鑑定会は、いろいろなユーザーの信頼を得る一番の基。日頃の鍛錬の結果を大いに発揮していただきたい」と参加者を激励。来賓の(一財)全国瑞穂食糧検査協会(中川坦理事長)の吉田秀夫常務は、「今日の鑑定会はお互いの技術を競う場だが、鑑定眼の統一と資質向上を図る目的もある。成果を活かして益々ご活躍いただきたい」とした。全米販(木村良理事長)の石原一郎常務は、今年の検査について「総体としては良いが、等級印の漏れと、整粒歩合・着色粒で規定値を外れているものがあった」とし、「皆さんは検査機関の指導的地位にいる。そういったことを頭の隅にでも置いてご指導をいただければ」と述べた。