搗精・炊飯工場「関空工場」を稼働、災害時の供給に対応=幸南食糧

幸南食糧(川西孝彦社長)はこのほど、大阪府和泉市テクノステージ3-10-25に、搗精・炊飯工場「関空工場」(写真)を建設、稼働を開始した。同社は大阪府、松原市と災害時に計400tの精米を非常食として提供する協定を締結している。「震災が起きたとき、供給義務を果たさないわけにはいかない」として立ち上げたもの。
新工場は敷地6,500㎡、搗精能力は日産220t。同社は大阪府松原市の本社工場、岡山工場、関東工場、九州工場を有し、関空工場は府内で2か所目の同社工場にあたる。搗精能力日産約400tの本社工場と併せ、府内での搗精能力は約600tとなった。「まだ本社工場の生産に余力がないわけではないが、1年365日稼働しており、緊急時に対応するためにも、もう少し余裕を持っておかないといけないと考えた」。
また、新工場の炊飯部門は月産200tを目標に、「寿司最適米(福井産日本晴)」専用炊飯工場として稼働する。同社は越前たけふ農協と昨年から「日本晴復活プロジェクト」に取組み、今年5月には香港への輸出開始を発表。今年度で200tを輸出、今後5年で1,000tに
拡大する計画。

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