既報(10日付)の通り、「FOOMA JAPAN 2015(国際食品工業展)」が12日まで東京ビッグサイトで開催されている。以下、米麦関連の出展社を紹介する。
〈静岡精機㈱〉食品乾燥機、製粉機、冷風気などの機器を展示。製粉機を用いて加工した粉末も展示している。旋回気流式製粉機「サイクロンミル」シリーズは、10?の微粉末に仕上げられる、水冷式で温度上昇を抑えて品質劣化を防止できるといった特長がある。5年ほど前の発売当初は新規需要米の加工用途が多かったが、近年は「需要が多用途に広がってきている」。「フルーツの皮や野菜を粉末化し、パン生地やシフォンケーキに練り込む」、「微細粉末にすると物性が変わることを利用し、十割そばに2割程度入れてつなぎにする」などの用途に使われている。
食品乾燥機「DsK-10」は昨年の秋に発売。道の駅、産地直売所などに導入している。プログラム制御で随時、事前登録した5段階の設定温度に切り替えられる。「手動で設定していた従来機と比べて手間がなくなるだけでなく、夜間など人員不在のときでも自動で温度を変えられるため、温度管理の幅が広がる」。一室に最大20枚トレイを設置でき、設置面積当たりの容量は「実質的に従来機の倍」。道の駅や産直などの引き合いが強い。温度設定は最高80℃。寸法は幅640mm×奥行825mm×高さ1820mm。希望小売価格は税込47万3,040円。
〈ニップンエンジニアリング㈱(写真=ブース)〉角パイプの組み立て式フレームと布で構成された、15tサイズの「布サイロ」を実機展示。角型の簡易サイロで容積効率が高い。本体が布のため通気性が良く、サイロ内で結露やカビが発生しにくいため、メンテナンスは外部からの簡易清掃は必要だが、内部清掃や塗装が不要。
ブースでは工場建設のパネル展示と提案も行っている。「当社はゼネコンなどと違い、ハコから入らず、『何をどれだけ作るか』で生産設備を考え、それに合った建物と必要なスペースで設計する。引き合いは強く、実績を重ねてきている」。
〈㈱西村機械製作所〉気流式微粉砕機「スーパーパウダーミル」、計量充填機「エヌパックスケール」などの機器を展示。工場内の工程に対応して「小容量バケット式計量機」、「スクリュー式計量機」などの各種計量機を組み合わせた「計量混合システム」の提案も。5月にタイ現地法人を設立した。現地では「米粉を使った麺を食べる文化があることに加え、近年は微粉砕した粉を使った軽い食感の煎餅が浸透してきている。原料メーカーなどにアプローチを進めている」。
〈ゼネラルパッカー㈱〉「ガゼット袋・スタンド袋・チャック付四方シール袋兼用給袋自動包装機GP-700FZ」を出展。その名の通り様々な形態の最終消費包装に対応可能なパッカーで、例えば小袋精米(スタンドパック)、複数本のスティックシュガーをまとめるガゼット袋などの用途が考えられる。スタンド袋なら幅100~230㎜、長さ170~380㎜、ガゼット袋なら幅80~130㎜、折込20~40㎜、長さ170~300㎜と、幅広く対応する(最大充填量は1,000g)。包材も各種ラミネートフィルムからPETまであらゆるものに対応できる。処理能力は充填物によるが毎分30~60袋。参考価格2,400万円(税抜)。ゼネラルパッカー㈱は1961(昭和36)年創業の自動包装機械製造業者。特に食品機械、なかでも粉体包装分野の大手で、かつては精米業界初のロータリーパッカーを発表したこともある。現在は製粉大手4社すべてにパッカーを納品している。