2015年度研究助成、全国の大学・研究機関から募集=飯島記念財団

(公財)飯島藤十郎記念食品科学振興財団(理事長=飯島幹雄山崎製パン㈱専務)はこのほど、2015年度(平成27年度)の研究助成事業(2016年4月交付予定)について、全国の大学・研究機関に対し、募集を開始した。学術研究助成として全国の国・公・私立大学、研究機関等289の機関に、外国人留学生研究助成として、全国の食品科学関連の大学院博士課程が設置されている30の大学院・連合大学院に対し募集を開始した。
同財団は、国民の食生活・食文化の向上、健康の増進及び食品産業の発展に寄与することを目的に各種助成事業を行っており、2015年度学術研究助成は、米麦その他の主要食糧等を原料とする食品に関し、①生産・加工・流通に関する基礎的研究、②製造技術及び品質保持技術の開発に関する研究、③安全・衛生、栄養・機能等に関する研究–の食品科学等の研究を行う国公立大学、公的研究機関に所属する研究者、研究グループ(企業の研究者は対象外)に助成する。助成総額は、個人研究が100万円から200万円まで(40件内外)、共同研究は200万円から500万円まで(8件内外)。申請は9月1日~10月21日。
外国人留学生研究助成は、中国、台湾、韓国、アセアン諸国をはじめとするアジア地域等の国籍で、日本に留学している外国人留学生(博士課程後期相当の大学院生)であって、食品科学等の研究を行っている研究者が対象。助成金額は1件当たり100万円以内で8件内外。申請は9月1日~12月4日。問い合せは、同財団事務局(電話・FAX047-323-5580、担当・細谷氏)まで。なお、同財団は学術研究助成充当資金として広く寄附金を募っている。寄附金は、「特定公益増進法人」に対するものとして税法上の優遇措置が受けられる。