【パン新商品】栗・芋を使用した商品多数、国産小麦商品も

7月の消費動向を家計調査(全国2人以上の世帯)からみる。大手メーカー各社が7月1日出荷分から一部商品の値上げを実施。平均価格は2.4%上昇して67.73円となった。昨年の6月から高付加価値商品の投入による平均価格の上昇は続いており、今回の2.4%高のうち、値上げによる部分がどれだけの割合を示すかは算出できない。ただ、昨年6月に平均価格は6.6%上昇し、今年6月は0.6%高だった。昨年7月は8.3%高と上げ幅が大きかったところから、今年7月は2.4%高となっており、値上げは一定程度浸透していると考えられる。平均価格が上昇したが、購入数量も増加し、支出金額は4.0%高となった。
食パンの平均価格は1.2%高の45.96円、他のパンの平均価格は2.8%高の96.98円となった。どちらも購入数量が前年を上回り、支出金額も前年を上回っている。「7月は気温が上がり、例年ではパンの消費が落ち込む。今年は前半の気温が低かったため、パンの消費が落ちるのが遅かったことも購入数量に影響しているのでは」との指摘もある。

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