勉強会「ハラルビジネスの基本」、ブームでなく取り組む課題=ピザ協議会

ピザ協議会(大河原愛子会長=㈱ジェーシー・コムサ会長)はこのほど、東京・大崎の日本ハム・本社会議室で、勉強会「ハラルビジネスの基本~輸出からインバウンドまで~」を開催した。講師はハラル・ジャパン協会の佐久間朋宏代表理事。正会員、賛助・特別賛助会員企業など約40名が参加した。
佐久間氏によれば、世界のムスリム(イスラム教徒)人口は、世界総人口の4分の1を占め、キリスト教徒に次ぐが、2030年には22億人で世界一に、2050年には世界総人口の3分の1に達することが見込まれるという。日本人は人口減トレンドが確実である中で、もはや「ハラルはブームではなく、取り組まねばならない課題」とした。
ムスリムにとっては食品だけでなく、身に着けるもの、自分の行動など生活全般が神に許されている「ハラル」か、神に禁じられている「ハラム」かが重要とする。食品で言えば「ハラル」なものは土の中、水の中から産出されるもの全般で、野菜、果物、穀物、きのこ、牛乳、卵、魚介類は「ハラル」とされる。日本料理で言えば、精進料理や明治以前の料理は総じて「ハラル」だといえる。

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