北米小麦「全般に蛋白高め」、豪州は降雨で良好=製粉協会

製粉協会は9日、役員会を開き、10月期の政府売渡価格改定、輸入小麦の今期生育・収穫状況などを報告した。10月期麦価改定は既報(9日付)の通り、主要5銘柄平均で5.7%引下げとなったが、算定期間の取り方を今回から3分の1か月延ばし9月第1週入札分までとし、次回の2016年4月期以降も同様な手法で算定していくことになった。
一方、主要輸入先の小麦の生育・収穫状況では、米国の冬小麦は収穫を終えているほか、春小麦も生育が早く、今後2週間から3週間で収穫となる。品質面ではHRWは蛋白が若干低いものの大きな問題はなく、冬小麦は生育期間中の干ばつの影響もあって、昨年より蛋白が高い。またWWは、昨年も蛋白が高かったが、今期も高い傾向が続いている。カナダも米国同様に蛋白が高い状態が続いている。豪州は、これから春に向うが、良いタイミングで降雨があったことで、干ばつ懸念がなくなり良好が状態となっている。

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