【需給俯瞰】27年産9月15日現在 作況指数100「平年並み」

農林水産省は2日、平成27年産水稲の9月15日現在作柄を全国平均作況指数100の「平年並み」と発表した。
この段階だと作付面積は青刈りなどを含んでいるが、主食用の作付見込面積は前年産を6.8万ha下回る140.6万haで、生産数量目標(面積換算141.9万ha)を1.3万ha下回ったものの、「自主的取組参考値」(面積換算140万ha)を0.6万ha上回った。
全国の10a当たり予想収量は、1.7㎜選別533㎏、「農家等が使用しているフルイ目幅」517㎏、ともに平年単収と全く同じとなった(ただし1.7㎜選別は前年産を3㎏下回る)。
このため、現時点での主食用の予想収穫量は前年産を41.5万t下回る746.7万tで、生産数量目標(751万t)を4.3万t下回ったものの、「自主的取組参考値」(739万t)を7.7万t上回った。
基本指針(7月指針)の平成27/28年需給見通しの今年6月末在庫230万tと合算すると、総供給量が初めて1,000万tを割り込む977万tとなるものの、需要量見通し770万tからすると来年6月末在庫は207万tとなる勘定。これも生産数量目標ベース(211万t)を4万t下回るが、「自主的取組参考値」ベース(199万t)を8万t上回ることになる。

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