原料原産地表示について反論多数、次回は6月=食品表示部会

「不十分な改正案だが、スタートしたい」消費者庁・吉井審議官
 
消費者委員会の食品表示部会(阿久澤良造部会長)は29日、第39回会合を開いた。議題は22日付で諮問を受けた原料原産地表示制度に関する食品表示基準の改正案について。「不十分な改正案だが、まずはこの形でスタートしたい」という事務局・消費者庁に対して委員から、「『全ての加工食品』という前提のために、難しく分かりにくい表示制度になっている」などの反論が多数。一方、「全ての加工食品という前提は変えるべきでない」との意見もあった。3時間30分にわたり議論が行われたが、この日は各委員の意見に対して消費者庁が返答する形に終始。阿久澤部会長は「6月にパブリックコメントの結果も踏まえて会合を開く」とした。

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