〈2012年度以来の10万t完売、価格下落で復調した応札意欲〉
農林水産省は20日、2017(平成29)年度第5回(米の)SBS入札を実施した。前回までの残を積んだ予定数量1万4,898tの1.75倍にあたる2万6,029tの応札が入り、全量落札となった。これで累計落札数量が10万tに達し、2017年度SBS入札は終了した。SBSだけで10万t 全量落札に至ったのは2012(平成24)年度以来の“快挙"。
2017(平成29)年度第5回SBS入札結果・全体

一般米枠の加重平均落札価格(kg当り裸)は、買入(商社売り)107.3円(前回比1.0円安)、売渡(卸購入)181.3円(前回比9.7円安)、マークアップ平均74.0円(前回比8.7円安)。全面安の恰好だ。

「応札意欲があっても価格がネックで落とせない」状況だった前回から短期間で様変わりし、応札倍率が大きく跳ね上がった。

このうち一般米枠の42.3%にあたる4,360tが落札されたアメリカ産うるち精米中粒種(カルローズが中心とみられる)は、加重平均落札価格が、買入110.6円(前回比1.6円安)、売渡185.0円(同8.7円安)、マークアップ平均74.4円(同7.1円安)と、総体の全面安をそのまま反映する結果となった。ある関係者は「国内流通原価がkg 200円を切った。欲を言えばもっと下がって欲しかったが…。

これなら着いた頃(引渡期限4月2日以降9月28日まで)に国産価格がどうなっていようと、裾そ物としての価値が衰えていないであろう水準と言える」と指摘している。

〈米麦日報 2018年2月22日付より〉

SBS入札におけるアメリカ産うるち精米中粒種の落札数量・価格の推移

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