日本雑穀アワード デイリー食品部門金賞に神戸屋、シノブフーズ、ヤマダイ食品/日本雑穀協会

倉内伸幸会長(右から2人目)と受賞者
(一社)日本雑穀協会(倉内伸幸会長)は18日、日本雑穀アワード デイリー食品部門〈2018・春〉の金賞授賞式を開いた。

今回は、(株)神戸屋の「7種の穀物とくるみのパン」、シノブフーズ(株)の「管理栄養士監修 黒米と甘酢唐揚弁当」、ヤマダイ食品(株)の「揚げ茄子とブロッコリーの10品目冷製あん」が受賞した。

冒頭、倉内会長は、「この忙しい現代社会でデイリー食品の需要は非常に高まっている。その中、よりおいしく、より価値の高いものが求められ、ますます需要が高まると思うが、更なる開発を期待している」と挨拶。長澤重俊代表理事((株)はくばく社長)は、「ご飯に混ぜて炊く雑穀だけでなく、いかに他の食べ方をするかというのは、我々にとっても大きなテーマ。前向きに取り組み、引きつづき雑穀が日本人の健康に資するよう取り組んでいきたい」とした。各社の受賞コメント要旨は以下の通り。

〈神戸屋〉「7種の穀物とくるみのパン」は発売から6年くらいになる。雑穀をパンに使うと、日にちが経つとパンがパサパサになってしまうが、このパンの開発では穀物のブレンドを工夫するとともに、大麦のモルトを生地に加えることで、しっとりした食感に仕上げた。発売当初は予想を上回る販売となり、現在も安定した販売が続いている。今回の受賞を受け、より雑穀を使った商品販売につなげていきたい。

〈神戸屋〉「7種の穀物とくるみのパン」

「7種の穀物とくるみのパン」(神戸屋)

〈シノブフーズ〉「管理栄養士監修 黒米と甘酢唐揚弁当」は雑穀飯の色合いといった見栄えだけでなく、メインのおかずには鶏の唐揚げを使用し、食べ応えもある内容に仕上げた。食塩相当量にも配慮し、これ1食で2.3g。仮に3食食べても6.9g。

「管理栄養士監修 黒米と甘酢唐揚弁当」(シノブフーズ)

「管理栄養士監修 黒米と甘酢唐揚弁当」(シノブフーズ)

〈ヤマダイ食品〉当社は着色料、保存料を使わない冷凍業務用商品を展開している。今回の「揚げ茄子とブロッコリーの10品目冷製あん」は、押し麦や黒米、赤米といった雑穀5品目を使用。1品で10品目を使用している。店舗で10品目を使用するのは手間が掛かるが、これであれば流水解凍でおいしく食べられる。

「揚げ茄子とブロッコリーの10品目冷製あん」(ヤマダイ食品)

「揚げ茄子とブロッコリーの10品目冷製あん」(ヤマダイ食品)

〈米麦日報 2018年5月22日付より〉

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