西日本ではヒノヒカリの引き合いが薄く、相場が下がっている。直近では、熊本ヒノヒカリ14,600円(1等、関西着値、以下同)とピーク時よりも700円下げてきた。近畿・中国産ヒノヒカリ14,300円も同様に700円下げている。島根きぬむすめ14,400円も同様だ。

3月後半からキヌ・ヒノに対する引き合いが徐々に薄くなり、相場も軟調な展開になっていった。売り物も少なくひとめ・こまちのような大きな下げはなかったが、6月後半からタイトなはずだったヒノの売り物が多くなり、スポット市場に出回るようになると、相場は軟調となった。というのは、ヒノ調達をあきらめていた実需はコシヒカリなどを代替として採用していた手前、今さらヒノを使うというのもおかしなもので、しかも、今後も継続性があるかどうかも分からない以上、手が出せないという事情があったからだ。しかし、そうは言っても1等で14,000円台前半まで下がるなら買いたいという潜在的な需要はあるようで、14,500円がボーダーラインかもしれない。

関東コシとて一時期は14,700円程度で買えたが、ここにきてやや反発しており、相場的にはヒノとイイ勝負となっている。ただ、関東コシはいつでもあるという安心感があるが、ヒノの場合は時期的に投げ売りが出たという見方もあり、継続性がないとすると「安ければ買っておこう」程度の動きにしかならないのではないだろうか。

〈米麦日報 2018年7月12日付より〉

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