日清食品ホールディングス(株)(安藤宏基CEO)は7日、2019年3月期第1四半期決算を発表した。連結ベースで売上収益1,033億9,900万円(前年同期比2.0%増)、営業利益128億3,300万円(44.9%増)、税引前利益134億6,500万円(40.3%増)の増収大幅増益。四半期純利益は82億7,100万円(30.2%増)を計上した。同社は2019年3月期第1四半期連結累計期間からIFRSを適用しており、前期の数値もIFRSに組み替えている。

〈日清食品〉売上収益431億4,200万円(0.6%増)、セグメント利益58億7,500万円(4.3%増)。カップ麺、袋麺ともに増収。カップ麺では日清食品60周年記念商品「日清食品60周年記念 カップヌードル」や、「あっさり少なめカップヌードル」シリーズの発売等により「カップヌードル」ブランドの売上が大きく増加。「日清のどん兵衛」シリーズや、「日清焼そばU.F.O.」シリーズも新商品の発売効果もあり好調に推移した。袋麺では、誕生から60周年を迎えたチキンラーメンブランドにて、「チキンラーメン アクマのキムラー」が売上に貢献。加えて2017年9月発売の「お椀で食べるシリーズ」が引き続き好調に推移した。

〈明星食品〉売上収益81億2,900万円(10.3%増)、セグメント利益7億5,200万円(19.9%増)。カップ麺、袋麺ともに増収。カップ麺では主力の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズが順調に推移。「明星 旨だし屋」シリーズも伸長した。袋麺では「明星 中華三昧」ブランドが堅調に推移した。

〈低温事業〉売上収益136億5,400万円(2.3%増)、セグメント利益6億6,500万円(4.1%増)。日清食品チルドは増収減益。「フライパンひとつで」シリーズが売上を伸ばした。また、主力ブランド「太麺焼そば」を中心に焼そば類の売上が回復。利益面では原材料価格、物流費の上昇が影響した。日清食品冷凍は増収増益。汁なし中華めんが売上を伸ばした他、具付きパスタ類が引きつづき好調な推移。

〈米州地域〉売上収益130億9,900万円(1.9%減)、セグメント損失3億1,100万円(前期は10億7,300万円の利益)。ブラジルでは主力の「Nissin Lamen」が堅調に推移。「CUPNOODLES」の新フレーバー発売も売上増につながった。一方、為替の影響や米国での売上単価減の影響があった。利益面では、原材料価格、物流費、人件費の上昇といった米国における外部環境の悪化の影響があった。

〈中国地域〉売上収益92億3,000万円(前年同期比6.0%増)、セグメント利益4億1,400万円(37.6%減)。カップ麺類が好調に推移した。利益面では中国国内の人件費や原材料価格の上昇の影響がある。

〈その他(国内の菓子事業・飲料事業、欧州地域、アジア地域)〉売上収益161億4,200万円(3.1%増)、セグメント利益68億6,900万円(363.1%増)。通期業績予想に変更はなく、売上収益4,550億円(前期比3.2%増)、営業収益360億円(2.3%増)、当期利益260億円(10.8%減)を見込む。

〈米麦日報 2018年8月8日付より〉