東洋水産(株)(今村将也社長)は1月31日、2019年3月期第3四半期決算を公表した。連結ベースで売上高3,061億2,100万円(前年同期比2.2%増)、営業利益197億9,700万円(11.2%減)、経常利益216億5,500万円(9.9%減)の増収減益。海外即席麺事業での原材料費、人件費、物流費の高騰や、米飯・フリーズドライ新工場稼働に伴う減価償却費の増加等があった。四半期純利益は147億3,600万円(9.4%減)を計上した。なお、為替換算レートは111.02円/米ドル(前年同期は113.00円/ドル)。
 
〈国内即席麺事業〉

売上高は983億5,100万円(0.5%減)、営業利益68億3,100万円(1.4%増)。カップ麺は増収。発売40周年の「赤いきつねうどん」で記念プロモーションを実施したこと等で、和風シリーズが好調に推移した。「QTTA(クッタ)」、「ごつ盛り」も好調な動き。袋麺は減収。利益面では物流費の高騰等があったが、広告宣伝費の削減により増益となった。

〈海外即席麺事業〉
売上高613億700万円(7.4%増)、営業利益67億7,800万円(19.4%減)。米国は増収。主力の袋麺「Ramen」、カップ麺「Instant Lunch」が好調に推移し、新フレーバーを投入した「Yakisoba」、「Bowl」シリーズも上乗せとなった。メキシコも増収。主力のカップ麺の受注が問屋ルートで好調に推移した。

〈低温食品事業〉
売上高527億7,800万円(0.7%増)、営業利益36億6,700万円(11.1%減)。生麺は増収。主力の「マルちゃん焼そば3人前」が堅調な動き。加えて、新商品「パリパリ無限」シリーズ、「つるやか」シリーズ、前年度の新商品「コクの一滴」シリーズが大きく伸長した。チルド・冷凍食品類ではコラボ・期間限定商品や市販用の「ライスバーガー」が好調に推移した。

〈加工食品事業〉
売上高172億1,200万円(6.5%増)、営業損失5億9,000万円(前年同期は3億2,700万円の利益)。米飯・フリーズドライ製品の新工場が稼働。新商品発売や消費者キャンペーンにより販売が拡大した。利益面では新工場稼働に伴う減価償却費の増加がある。

〈水産事業〉
売上高231億3,800万円(5.4%減)、営業利益2億5,100万円(29.2%減)。

〈冷蔵事業〉
売上高141億円(3.7%増)、営業利益16億9,000万円(1.7%減)。

〈その他(主に弁当・総菜事業)〉
売上高392億3,100万円(6.1%増)、営業利益16億4,800万円(26.4%増)。通期業績予想に変更はなく、売上高4,050億円(前期比4.2%増)、営業利益255億円(4.3%減)、経常利益275億円(3.8%減)、当期純利益191億円(3.6%増)を見込む。

〈米麦日報 2019年2月1日付〉