〈需給俯瞰〉平成30年産米3月末検査結果、過去5年で最低の1等比率80.5%

農林水産省は4月26日、平成30年産米の3月末現在農産物検査結果を公表した。以降10月末まで速報値の公表が途絶えるため、当面はこれが30年産の検査態様ということになる。水稲うるち玄米の検査数量は前年同期を1.9%(8万4,873t)下回る432万4,483tと、「やや不良」の作柄通りのペースを維持した。1等比率も80.5%で、過去5年で最低水準は変わらず。

2等以下への落等理由(カッコ内は順に29年産、28年産の同期の比率)は、心白・腹白27.3%(20.8%、24.9%)、充実度23.8%(25.7%、24.6%)、整粒不足23.0%(21.6%、17.2%)、カメムシ類の着色粒10.9%(17.7%、17.3%)。

なお飼料用米検査数量(籾・玄米計)は前年同期を15.0%(7万1,924t)下回る40万7,302tとなった。

〈米麦日報 2019年5月7日付〉