〈「KIWAMI米(マイ)コンテスト」、出来秋に米屋が選ぶ美味しい米〉
東京都米穀小売商業組合(東米商、須賀稔理事長)は10月31日、都内で「全国こだわり米商談会」を開いた。全国の24社・団体からのサンプル展示と、オンライン商談会を組み合わせ、会員と産地を結びつける商談会。

また、今回は「東京米(マイ)スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト」を開催。金賞を受賞した3種の米を11月末から「東京米スターセレクション KIWAMI最高金賞受賞米」として、審査済みの良食味米を「東京米スターセレクション KIWAMI」として約40店舗で販売する。

「全国こだわり米商談会」は東米商の会員と結びつきがある産地を、会員間で紹介し合うのが主な目的。今回、産地側からは24社・団体がサンプル出展・オンライン商談会に臨んだ。会場では4つのブースで商談会を行ったが、ほぼ満席。「非常に話も進んで有意義な場を提供できた」(須賀理事長)。

今回、開始した「東京米スターセレクション KIWAMI米コンテスト」について、審査員も務めた(有)小池精米店(渋谷区神宮前)の小池理雄氏は、「商談会だけでなくもっと前向きに生産者のおいしいお米を紹介したいと考え、コンテストの準備が始まった。審査は8つの切り口、香り、見た目、硬さ、粘り、旨味、甘み、食感、喉越しを5点満点で採点。高得点の3種を最高金賞とした。他のお米コンテストと違うのは、精米・炊飯を米屋が自ら行い、審査したこと。最終的に我々の米屋が玄米で仕入れて、仕上げて売る。そのため、精米も炊飯も審査員各自が行った」と趣旨を語った。

なお、全国から24種の米のエントリーがあり、それを採点している。「早場以外の米は9月に入ってから届き、10月に入ってからが本番。最後の米が届いたのは10月25日」とのこと。過密スケジュールで審査が行われるが、コンテスト結果を「新米」表示が可能な時期から販促に利用できるのも大きな特徴だ。
「東京米(マイ)スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト」結果

「東京米(マイ)スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト」結果

 
審査講評は(株)山田屋本店の秋沢毬衣氏が行い、最高金賞受賞米について、
 
△(株)東山ファーム・直治の米従来コシヒカリ
見た目と食感がポイント。米屋の店頭でも見た目の美しい米は評価を得やすい。粒感に切れがあり、玉子かけご飯で喉越しが楽しめるのではないか。
 
△(株)ファームフレッシュヤマザキ・JAS有機従来コシヒカリ
旨味と甘みの評価がとても高い。噛んでいくと甘みが引き立つ。冷めてからもおいしいので、おむすびにしても美味しい。 
 
△(株)若井農園・無農薬ミルキークイーン
ミルキーとは思えないほど粒が立つ。特有の柔らかさもあり、ご飯だけで何回もおかわりができる。脂ののった焼き魚、今の時期ならサンマや鮭に合うのではないか。
 
――とした。
 
会場を訪れていた若井農園の若井康徳氏は「凄くうれしい、2021年は梅雨が早くて管理が大変だったが、こつこつやってきた技術でこうした賞をいただけて、とてもうれしい」とコメントした。
 
〈米麦日報2021年11月2日付〉