ニチレイフーズは全国8会場で業務用商品提案会を開催中だ。プレゼンテーションでは、予防医学研究者の石川善樹氏が「人生100年時代」をテーマに映像講演している。

この中で石川氏は「日本人の時間の使い方が変わってきた」と指摘。男性は働く時間が大幅に減り、暇な時間が増えている。女性は家事労働時間が減り、働く時間が増えている。男性の暇な時間、女性の働く時間をどうサポートするかが焦点で、学び・遊び・働く、このバランスを、50歳を過ぎたら整えることが大事という。しかし、定年を過ぎた男性は、定年直前は今後の過ごし方を計画するが、結局は「散歩、散歩、ハイキング」の生活を送る人が多い。平均寿命が延びている昨今、高齢者ではないが現役ではない「老人になり切れない大人たち」が増え、「散歩、散歩、ハイキング」は本人にとっても社会にとってももったいない。

もう一点、長い人生を生きる上で「健康」が基本だが、そのキーワードは「睡眠」と「食」。「食」に関しては、「料理をすることが最も人を健康にする」と強調。栄養やヘルシー食材の知識があっても不十分で、根本から食生活を良くするには自ら料理を作ること最重要。「これは医学界の知見」と続けた。米国では病院にキッチンが設営され、栄養指導にプラスして料理指導も医師が行っているとか。

料理への挑戦は年齢に関係なく、むしろ定年過ぎてからのチャレンジが健康には最良ということか。

〈食品産業新聞 2018年2月26日付より〉