6月に入り、最需要期の夏場に向けてカレーメーカーでは、ルウカレーやレトルトカレーの新製品、販促提案を進めている。カレー総合研究所(井上岳久代表)はこのほど、2018年のカレートレンド予想を発表した。

今年は、外食では昨年から引き続き大阪発祥「スパイスカレー」だそうだ。インドやスリランカとは違う日本人に合った独特のスパイス使いを特徴とし、食べる直前にスパイスをふりかけてアレンジしても良い。

スパイスカレーブームの兆候にいち早く反応したエスビー食品は、昨年早々レトルトタイプで製品化。ハウス食品や中村屋もレトルトで新製品を発売するなど大手カレーメーカーが次々に参入したことにより、外食中心に盛り上がりを見せていたスパイスカレーが家庭の食卓へ進出し始めている。

ハウス食品が次世代のカレールウとして展開しているペースト状の「きわだちカレー」や定番「ジャワカレー」は、スパイスカレーに適したルウ製品としても話題を呼んでいる。

一方、内食ではスパイスカレーとは対極の「クリーミーカレー」が主流になると予測。隠し味に乳製品を入れてコクや高級感を出したカレーだという。

クリーミーなカレーは、子どもでも食べやすく家庭内調理に適している。外食でマイルドなカレーを提供する店が少ないことも後押しする。甘口のさらなる深耕とともに、スパイスカレーを家庭内に根付かせたいものだ。

〈食品産業新聞 2018年6月4日付より〉