テーブルマークの「魚沼水の郷工場第二工場」(新潟)が今春竣工した。意外にもこの新工場が同社にとって唯一の冷凍うどん専用工場となる。同社の冷凍うどんは年間生産量が5億食を超え、市場シェアは7割とも言われる基幹商品であるにもかかわらずだ。

「空いているスペースにうどんラインを入れていったような状態」(同社幹部)で運用してきた。自社工場だけでも香川に6工場、新潟に2工場を持ち、そのほかグループ工場にもうどんの生産ラインを有する。

ひと口に調理冷凍食品と言っても“調理”の中身は多様だ。具材のトッピングなど繊細な手作業を要する調理品もあれば、素材麺のように装置産業化したものもある。同じ調理冷食工場と言っても内実は全く異なるのだから、生産規模拡大に伴う再編は必然といえよう。

同社は17~21年にかけて工場再編とノンフロン化・耐震化に約350億円規模の設備投資を行う。工場再編の起点となるのが今回の水の郷第二工場だ。ここを受け皿に他の工場のうどん生産を一時移管することで、各工場を整備していく。自社工場のほか、既存工場は例外なく再編の対象とする考えで、対象は16工場に及ぶという。

再編による最終的な姿は明らかにしていないが、川股篤博社長は「前処理の得意な工場、焼き物が得意な工場、完全自動化工場、人手と機械を組み合わせた工場――などキャラクターづけして、それぞれの技術を蓄積していきたい」と言う。

〈食品産業新聞 2018年7月9日付より〉