18年秋の冷凍食品の新商品の発表が始まった。今回は製品ブランドや新シリーズのネーミングの打ち出しがインパクトあるものになっている。マルハニチロは今秋から製品ブランドを企業ブランドの「マルハニチロ」に統一する。

味の素冷凍食品は「やわらか若鶏から揚げVP」を「味からっ」として新たなブランドにした。ニチレイフーズは昨春食卓向け唐揚げを「特から」と名付け、商品の「特別、特上、特大」を表現している。この分かりやすくインパクトあるネーミングがその後のヒットの要因の一つだ。マルハニチロは「おいしいおかず」シリーズに「肉ガブッと!ぶ厚いとんかつ」など「肉ガブッと!」シリーズ3品をそろえているが、今秋は「厚切りガブッと!白身魚」などを提案し、「ガブッと!」強化を打ち出した。

加工食品に限らず、消費者の理解のために消費者が求める商品特徴を簡潔、明瞭に示すブランドは、新ブランドの創出もあれば、既存商品のイメージを再構築して新たな価値を見出すリブランディング(再ブランド化)もある。実際にその商品を利用する現場をイメージして再構築する方法や消費者の利用機会をデータ化してそこからリブランディングするなど様々手法があると聞く。一気に新しいネーミング商品をブレークさせるのは難しいが、新ネーミングを伴うビジネスは拡大する。ましてや成長が確実視されている冷凍食品ではより強気な展開が期待できそうだ。

〈食品産業新聞 2018年7月23日付より〉