製粉系食品メーカーの18年秋冬新製品発表会が一巡した。今期の共通項として、これまでの簡便・便利、おいしいに加え、「健康」に焦点を当てた新製品・商品が登場していることが挙げられる。常温レトルトパスタソースでは、野菜をたっぷり使用した製品が各社から発売されているほか、冷凍食品でも7種のごろっと野菜をソースに使った個食冷凍パスタ、今人気の「もち麦」を100%使用した冷凍リゾット製品なども登場している。また、国産麦小麦粉100%使用のお好み焼粉・たこ焼粉、ホットケーキミックス等のプレミックス製品も目白押しとなっている。

また、これらの開発コンセプトは、消費者の「健康意識」や「国産志向」等のイメージを上手に取り入れ、製品化しているところも共通しているほか、認知度向上のため、SNS等を活用したデジタルマーケティング手法を強化しようとする方向性も共通している。

自社通販サイトを活用した販売チャネル開発も着々と進んでいる。ある調査によると、食品通販市場では、これまでガリバーと言われた生協の個配・班配チャネルを、今期中にはインターネット通販チャネルがついに追い抜くとの予測もされている。家庭用販売チャネルでは、GMSの苦戦、SMの停滞、CVSの成長鈍化、ドラッグストアでの食品販売台頭と、大きな変化が生じている。中食・惣菜分野の強化も共通しており、変化への対応が現在の大テーマになっている。

〈食品産業新聞 2018年8月13日付より〉