映画館ではポップコーン片手にというスタイルが定番だ。人によってはコーラと一緒にという人も少なくないだろう。自宅で映画を観るならば、カウチポテトという言葉もあるくらいなので、ポテトチップスを食べながらというのが多いのではないだろうか。映画とスナック菓子との相性はとても良いと思うが、健康志向が高まっている昨今、映画のお供となるフードにも変化が見られるようだ。
大阪梅田の映画館「梅田ブルク7」では、2021年12月から、大塚食品の「業務用ゼロミートハンバーグ」をパティに使用した「ゼロミートハンバーガー」を期間限定メニューとして提供している。全粒粉を混ぜ込んだバンズも使用するなど素材にこだわっているが、500円税込とワンコインで食べられるのはうれしい。ビジネス街に近い立地で20〜40代の男性を主なターゲットにしているが、女性受けもするのではないだろうか。
フードメニューの担当者は、「健康的な食事を意識する人が増えており、映画館という場所でもそのニーズに応えるメニューが必要と考えた」とメニュー化の理由を述べる。「日を追うごとに販売数は増加している」と反響も大きいようだ。
2021年12月末時点で全国のスクリーン数は3648ある。スナック菓子が提供されることの多い映画館のフードメニューにヘルシーなイメージの大豆ミートを加えると、ニッチだがそれなりの販売数が見込めそうである。
シグナル(コラム)
〈シグナル〉映画館で片手に大豆ミート
|
|
関連記事
・〈シグナル〉日本式餃子の伝道拠点・肉不使用「ゼロミート」デミハンバーグなど4品リニューアルで卵も不使用に/大塚食品
・「ゼロミート ハンバーグ生タイプ業務用」発売、業務用ハム・ソーセージタイプも卵不使用にリニューアル/スターゼン・大塚食品
サイト内検索