〈新商品「ミルクのカンロ飴」「ハーブのカンロ飴」「健康のど飴ドクタープラス」投入も〉
カンロは9月、看板商品「カンロ飴」を大幅刷新する。1955年の発売以来初となるレシピ変更により、素材を生かし、アミノ酸を使わずに従来の味わいを再現したもの。

これを機に、新商品「ミルクのカンロ飴」「ハーブのカンロ飴」を投入し、課題となっている若年層の新規需要開拓に乗り出す。さらに今秋、殺菌力に優れた「ホップエキス」配合の「健康のど飴ドクタープラス」を発売する。三須和泰社長は、「いずれも当社の今後を左右する重要な商品だ。糖と共に歩む企業として、キャンデー市場の活性化に努めたい」と意気込む。
カンロ・三須和泰社長、右端「健康のど飴ドクタープラス」は鶴見大学との共同開発品

カンロ・三須和泰社長、右端「健康のど飴ドクタープラス」は鶴見大学との共同開発品

カンロは、中期経営計画「New KANRO 2021」において「キャンディーナンバーワン企業」を同社が目ざす姿として掲げ、「経営基盤の強化」「売上拡大」に取り組んでいる。このうち売上拡大へ向けては「素材を生かす」「機能性」の両軸で商品開発を進めており、今秋の発売品もこれを踏まえて開発した。「カンロ飴」では、ブランドコンセプト「ライフタイムカンロ」のもと、将来的にラインアップを強化していく方針だ。まずは今回、累計売り上げ約50億袋を誇る主力の「カンロ飴」において、「素材を生かす」ための研究・開発と製法の見直しを行い、アミノ酸を使わずに品質を改良した。パッケージ中央に企業ロゴを配した新デザインを採用している。

併せて、既存の「金のミルク」で培ったミルクキャンデー製法を生かした「ミルクのカンロ飴」、食品菓子業界初ののど飴パイオニア企業としての知見を生かした「ハーブのカンロ飴」(各70g)を投入し、30・40代を中心とした若年層の開拓を図る。

一方、「機能性」軸では、「健康のど飴ドクタープラス」を発売する。口腔衛生分野で先進的な鶴見大学との共同開発品。123種のハーブエキスの中から、のどの炎症原因菌の殺菌力に優れた「ホップエキス」を厳選のうえ、配合。三須社長は「事前調査では、のど飴ユーザーの約7割が、トップシェアの商品よりも『健康のど飴ドクタープラス』を購入したいと回答した。現状、のど飴市場はシェアが定着しているが、この商品を通して消費者に選択肢を提供したい」と語る。

〈食品産業新聞 2018年8月2日付より〉