東京油問屋市場は25日、第115回起業祭をロイヤルパークホテルで開いた。合わせて行われた、3月下期の立会では、製油各社による油価改定を反映する形で、大豆油・菜種油・菜種白絞油(斗缶)を100円高とした。

これにより、大豆油は上値3,900円、中値3,650円、下値3,400円、菜種油は上値4,200円、中値3,900円、下値3,800円、菜種白絞油は上値3,800円、中値3,650円、下値3,400円となる。また、オリーブ油(キロ)も50円高の1,250円とした。

金田雅律・建値委員長(マスキチ社長)は立会に先立ち、「油相場は、為替の円安や諸物価の上昇、ミール採算のバランスもあって、年明けから値上げが進んでいる状況だ。ただ、国内の景気回復は今一つ遅れているように感じられ、油脂業界はそれから半年、遅いと1年は経たないと景気が良くなってこない。この期間は少し頑張らないと、コスト転嫁が遅れるのではないかと心配している。厳しい環境の中、油問屋市場としても頑張っていきたい」と述べた。

式典では、宇田川公喜理事長(宇田川商店社長)が式辞を朗読し、その中で、江戸時代の1660年(万治3年)、4代将軍・徳川家綱の頃に油仲間寄合所を設立するなど、今日の組合組織の先駆的役割を果たしたことや、2000年(平成12年)には100周年記念事業を行い、既に2世紀目に入っていることなど、油問屋市場の歩みを回顧した。(詳細は本紙にて)