全味通常総会、新会長に小手川フンドーキン醤油社長を選出

全国味噌工業協同組合連合会(全味)、中央味噌研究所(中味研)など、みそ5団体は5月28日、15年度通常総会を全味会館で開き、14年度事業報告・決算を原案通り承認した。役員改選では全味会長(中味研理事長)に、小手川強二・フンドーキン醤油社長を選出した。副会長には武田幸一・武田味噌醸造社長(新任)、佐々木淳一郎・仙台味噌醤油社長(新任)、松本耕作・加賀味噌食品工業協同組合理事長が就任した。

総会後の就任あいさつで小手川新会長は、「日本の食料自給率は40%、英国などの自給率は90%を超えている。それは、昔からの食生活が変わっていないから、高い食料自給率を維持できているのだと思う。日本人は古来の食生活を捨てて、洋風化、グローバル化した。真の食の豊かさとは何か。われわれはそこを訴えていく必要がある。それは、日本古来の食。これからは、日本食文化を地方から復活させて、日本人の心をもう一度学べるような環境を作り、日本文化を発信していく役割も担っていきたい」と意気込みを語った。(詳細は本紙にて)