不二製油G本社・相模屋食料が合弁会社設立、大豆食品の企画開発を共同で

不二製油グループ本社の清水洋史社長と、相模屋食料の鳥越淳司社長が16日、都内で会見を開き、群馬県前橋市の相模屋食料本社内に合弁会社「だいずオリジン」を今月1日付で設立し、両社の業務提携関係の発展を視野に、大豆加工食品の企画開発・販売に取り組むことを発表した。

さらに16年4月には6億円をかけて不二製油・神戸工場内に、相模屋食料の神戸工場を設立し、ここを拠点に近畿地区への豆腐製品の拡販を図ることや、6月には9億円をかけ相模屋食料第三工場内にUss製法豆乳製造設備を導入し、だいずオリジンが活用することも明らかにした。

両社は昨年12月に大豆加工食品事業の業務提携を締結しており、新会社設立により業務提携をより具体化させ、さらなる進化と拡大を図るとしたほか、相模屋食料のマーケティング力、不二製油グループ本社の技術力を融合し、おいしさと健康にこだわった新発想の大豆加工食品の開発を進め、大豆の可能性を具現化し、新しい世界を切り開くことを目指すとしている。

また、一般消費者向け商品を主とし、大豆加工食品の新たな売場、流通方法も視野に入れ、市場拡大を図る。

「だいずオリジン」は16年1月から事業を本格的に開始し、Uss製法のプレミアム豆乳による製造、販売、大豆加工品の企画開発販売を行うとした。売り上げ目標は16年度が4億4,000万円、18年度は22億7,000万円とした。(詳細は本紙にて)